喧嘩する夫婦

ストレス反応によるうつ病と診断されたあと、自宅で療養することになったわけですが、ここで思ったのが家族ですら心の重荷になるということでした。

普通の精神状態なら、なんとも思わないことが喧嘩の火種になって、炎上することが何度もありました。

最初の頃は、妻がどうせ家にいるんだから料理をすればいいとか訳分からないことを言い出し、しかもそれを強制的にさせようみたいな感じで言ってきて、それで喧嘩になりました。

なんでこっちは休みたくて休んでいるわけじゃないのに、好きでもない料理なんかせにゃならんのか!?

だいたい、こっちはきつくて辛くて休養するために休んでいるのに、なんで家事させようとするんだ!!

当時の私はこんなことを思いました。

というのもあれば、自分がまったく使っていないクレジットカードが使えなくなったけど、どうしてそうなったか調べてと言われて、それでも喧嘩になりました(結論としては自動リボ払いになっていたのが3年間の間に知らず知らずのうちに積み重なって限度額まで達してしまっていたのが原因でした)

自分がまったく使っていないカードのことなんかわかるわけないだろ!!

ほとんどそっちが使っているんだから、そっちで調べろよ!!

このときはそんなことを思いました。

他にも、娘のこととか、家にいるのにほとんど家事をやってくれていないとか、些細なものも含めると、結構言い争ったと思います。

今思うと、その大半はほんと些細なことで、マジ切れするようなものではなかったと思います。

しかし、当時の私には、そんな心の余裕などあるわけなく、妻は仕事に行って自分は家にいるから、多少の家事はやらないといけないという一種の強迫観念がある反面、俺はきつくてもう何もしたくないんだよっ、休ませてくれよっていう気持ちのほうが強くて、そこで大きなジレンマを感じました。

だから、療養に入った直後、家族の存在が目障りで疎ましく思えてなりませんでした。

実際、ある程度経って状態が改善されできたときに、妻がいつも私じゃないのは分かったというぐらいでしたから、やはり普段の自分ではなかったのだろうと思います。

もちろん、家族は唯一の理解者であるはずなのですが、そう思えなくなってしまうのが精神的な病気の恐ろしいところです。

私の場合は、職場の産業医(臨床心理士)の先生のアドバイスもあって、私から妻に自分は思うように行動できないことを伝え、それから次第に妻のほうがすべてではありませんが、理解してくれたおかげで自宅療養も少しずつ苦にならなくなりました。

当時は家の空気が悪かった時期もありましたので、一歩違っていたら離婚になっていたかもしれません。

それでも、こうしてまだ夫婦を続けていられるのは、妻の寛容さと私に対する思いやりのおかげだと思い、感謝しかありません。

自宅療養というのは気楽にできそうに見えますが、精神的な病気の場合は、表面的には見えない部分が多いため、実際はそうでもないことを感じました。

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