給与計算実務能力検定1級に合格したい!合否のカギは計算問題

給与計算実務能力検定の資格を取るための勉強で困っていることはありませんか?
私は実際に勉強をやっていたとき、ネットで調べても知りたい情報がほとんどなくて、困ったときがありました。

アガット

確かにネット上に過去問とかほとんどなかったよな

なんとか給与計算実務能力検定1級を飛び級で合格できましたが、ネット上にもう少し使える情報があったら、楽できたのになあって今でも思う時があるんですよね。

そこで、給与計算実務経験数か月で給与計算実務能力検定1級を一発合格できた私が、僭越ながら試験のポイントやちょっとした裏技的なことなをお伝えいたします。

給与計算実務能力検定1級の概要

給与計算実務能力検定には2級と1級の2種類の資格があります。
今回は1級にスポットを当てていますので、2級については省略しますが、共通事項として次の内容があります。

共通事項

問題数は40問で、知識問題が30問、計算問題が10問
配点は知識問題が各2点、計算問題が4点
全体で7割以上の点数を取る必要がある。

問題の構成自体と配点については、1級と2級は共通しています。
あと、試験全体で100点満点中70点以上取ることが合格条件であることは共通しています。

次に1級と2級の違いをお伝えします。違いは以下ととおりです。

1級と2級の違い

1級は全体で100点中70点以上取って、かつ計算問題を6割以上正解しなくてはならない。
1級の計算問題は記述式
1級には退職金と年末調整の問題がある。

大きな違いは合格基準で、2級の場合は全体で7割以上の点数を取れば合格できますが、1級の場合はその条件プラス計算問題で6割以上正解しなければ合格になりません。
つまり、計算問題10問中最低でも6問正解しなければ、即不合格になるわけです。

また、計算問題が2級は選択式になっているのに対し、1級は記述式になっているため、わからないと即アウトになります。
2級の場合は最悪、運任せでいけますが、1級ではそれができません。適当に数字入れる手もなくもありませんが、まず当たらないでしょう(^^:

退職金の計算と年末調整の問題は1級のみとなっていますので、2級を受験する方は素通りできますが、1級に合格するためには避けてとおれません。これらをスルーして合格というのはまず無理なので、しっかり勉強する必要があります。

オリビエ

退職金の源泉徴収税の計算は特殊なパターンもあるから要注意だ

給与計算実務能力検定って実際どうだろうと思っている方はこちらもどうぞ。

対策講座と模擬試験講座って使えるの?

給与計算実務能力検定の試験対策の教材として、対策講座と模擬試験講座という2種類の教材があります。
これらは資格の運営元でもある実務能力開発支援協会が販売しており、対策講座は28,000円、模擬試験講座は15,000円となっています。

対策講座と模擬試験講座の違いですが、主な違いは実際に問題を解きながらやっていくのが模擬試験講座で、計算問題事例集という資料を使ってやるのが対策講座です。

値段を考えると、対策講座の資料は恐らく試験本番に直結している内容になっているのではないかと推測しています。
私は買っていないので、あくまで推測の域になりますが・・・

私個人の見解ですが、多少の実務経験や知識があるなら模擬試験講座、未経験なら対策講座を申し込むという考え方でいいんじゃないかと思います。

シェラザード

金額の違いから、なんとなーく想像できることがあるんじゃないかしら

ここでひとつ疑問があります。これらの教材を使えば合格できるの?ってことです。
結論からいえば、これらを使えば相当な確率で合格できると予測しています。むろん、100パーセント合格とは言えませんが、私個人は模擬試験講座なら合格率80パーセント対策講座なら90パーセントぐらいにはなるだろうと勝手ながら思っています。

もし、対策講座や模擬試験講座を使って不合格になるなら、厳しい言い方になってしまいますが、勉強の仕方が大きく間違っているか、この資格に向いていないといえるでしょう。

逆にこれを使えば、ほぼ合格できるといえますので、確実に一発合格したいのであれば使うことをオススメします。対策講座は鉄板ではないでしょうか・・・
特に給与実務未経験者が私のように飛び級で1級を受けて一発合格狙うなら、やれば間違いないと思います。

お金をかけずに給与計算実務能力検定の勉強をする方法

先に触れた対策講座や模擬試験講座を購入できれば一番理想ですが、中にはそこまでお金はかけていられないっていう方もいるかと思います。かくいう私もそのタイプです(^^;
受験料で10,000円もかかるのに、教材で数万円もかけていられません・・・

そこで少しでも費用を抑えるため、私は最初に公式テキストの1級と2級を1冊ずつ購入しました。受験しない2級を買ったのは、飛び級で受けるので2級の内容も知っておく必要はあるだろうと考えたからです。

結局、2級のテキストは知識問題の勉強で役立ちましたので、私のように飛び級で1級を受けようとする方には、2級のテキストも購入することをオススメします。
あと、2級のテキストは実際の実務で基本的なことを調べる時に役立ちますので、試験対策だけではなく実務面でも有効です。

エステル

実務をしていたら社会保険料や労働保険料で使えるときが結構あるわよ

公式テキスト以外では、かなり昔の模擬試験講座の資料を譲り受けて、それも使って勉強しました。こちらはちょっとした裏技(実際裏技というほどのことはしてませんが)を使って手に入れました。

具体的な方法はここでは言えませんが、誰でもできる方法で入手できます。
まあ、やがつくところやめがつくところに落ちているかと・・・

ただし、この方法で勉強するなら多少の実務経験は必要だと思いますので、給与実務が未経験の方は直近の対策講座を使うことを強くオススメします。

結果的には私が給与計算実務能力検定1級の合格までに使った費用は以下のとおりです。

かかった教材の費用

教材 公式テキストと過去の模擬試験講座の資料 約10,000円
受験料 10,000円
計 20,000円

これでも20,000円かかるんですよね(汗)
やっぱり資格を取るというのはお金がかかりますよね。だからこそ、試験は一発で合格したいと思いました。
結果的にうまくいったので、この方法で間違いなかったと思います。

給与計算実務能力検定1級の勉強で押さえるポイントは?

給与計算実務能力検定1級の合否のポイントとなるのが10問ある計算問題ですね。

仮に知識問題30問をすべて正解しても、計算問題が半分しか正解できなかったら不合格になりますので、計算問題の攻略が合格へのカギとなります。
配点も1問あたり4点で大きいので、この10問をすべて取る気持ちで臨みましょう!

計算問題は社会保険料の標準報酬月額の計算、給与明細の作成、賞与の計算、退職金の計算、年末調整の基礎額の計算、保険料の計算、所得控除に関する計算、実務形式問題となっています。

10問しかないので、どこも重要ですが、確実に取りたいのは標準月額報酬の計算、賞与の計算、退職金の算定、年末調整の基礎額の計算、保険料の計算です。
このあたりは計算自体そう難しくないので、計算方法さえ理解していれば取りやすいところだと思います。

あと、年末調整関連の問題は5問でますので、年末調整の計算ができなければ不合格になります。年末調整は一見難しそうですが、実際やってみると思ったより簡単ですので、繰り返し計算していけば大丈夫ですよ。

勉強方法ですが、私は次の要領でしました。

水鏡の勉強方法

公式テキストの1級と2級の後ろにある計算問題を繰り返しやる。
過去の模擬試験講座の問題集も繰り返しやる。

とにかく1に計算、2に計算って感じでやりましたね。それでも勉強する日にちが少し空くと、同じ問題でも間違えていたので、試験本番も不安な気持ちでいっぱいだったのはここだけの話です(^^;

知識問題は公式テキストを何度か読んでから、模擬試験講座の問題集を繰り返しやりました。
正直、知識問題は模擬試験講座の問題集をやっていれば、よほどのことがない限り大丈夫だろうという内容でしたね。

ただ、公式テキストだけだと少し苦労するかもしれません。公式テキストがそれなりに分厚いので・・・
もっとも、問題自体をじっくり読み解くと、できる問題のほうが多いので、公式テキストのみでもいけなくもない気がしました。

給与計算実務能力検定1級は、計算問題さえクリアできればあとは2級と大差ないので、計算問題の対策をしっかりしましょう。

クローゼ

知識問題は2級との差はなさそうなので、基本的な知識があれば大丈夫と思います

試験本番の秘策

私は試験本番にこうしようと決めていた秘策がありました。それは試験本番では計算問題を先にするということです。
問題は知識問題から始まって最後に計算問題となっていますが、それを逆にやるということです。
何故、そうしたかというと理由は次とおりです。

試験本番での秘策の理由

集中力と体力があるうちに計算問題をして、ミスをなくそうと思った。
うっかりミスをしないため、時間の余裕があるうちに計算問題をしようと思った。

まず試験は基本、体力や精神力を使います。特に給与計算実務能力検定1級の試験は、計算問題で相当の集中力が必要になります。
そこで体力と精神力が満タン状態の序盤で計算問題をやりました。

また、知識問題をしたあとに計算問題すると時間が足りなくなるかもしれないと思いました。
そうなると、重要な計算問題を慌ててすることになり、それでポカミスをしてしまうと悔やんでも悔やみきれません。
そこで時間があるうちに計算問題をやりました。

給与計算実務能力検定1級の試験時間は120分ありますが、私は正直時間が足りませんでしたね。
計算問題で1時間以上かかったので、知識問題が終わってから見直す時間がほとんどなかったです。
計算問題の見直しは、ほんとバタバタでしたから……

ティータ

時間、本当に厳しかったです・・・120分ってこんなに短いのって思いました

ちなみに私と同じ方法をとっていた人は他にもいて、私以外のひとの電卓を叩く音が聞こえました。考えることは一緒だなと思いました笑

まとめ

point
  • 給与計算実務能力検定1級に合格するには、100点満点中70点以上必要で、かつ計算問題を10問中6問以上正解しないといけない。
  • 対策講座と模擬試験講座は、やればかなり確率で合格できるようになる。
  • 給与計算実務能力検定1級の勉強は計算問題がポイント。試験勉強は公式テキストや過去の模擬試験対策講座の問題をひたすら繰り返しやるのがオススメ。
  • 試験本番は先に計算問題からやったほうがいい。

給与計算実務能力検定1級の合格率は40パーセントから50パーセントぐらいのため、難易度はそこまで高くありません。
しかし、試験が年に1回(11月)しかありませんので、一度不合格になると次までかなり間が空くため、モチベーションの維持が難しくなります。

給与業務に関する制度と計算要領を確実に理解できる勉強をしていけば、合格の可能性はぐっと高くなりますので、この記事がこれから受験する方や勉強方法に行き詰った方の参考に少しでもなれば幸いです。試験の合格、心よりお祈りいたしております。