人生初のうつ病

私は正直、自分はうつ病になる人種とは思っていませんでした。
私の職場では、そういう心の病になるひとは、たびたび見ていましたが、人ごとのように思っていました。
しかし、実際はそうではなかったことを昨年の夏にその身を持って知りました。
私は昨年の4月に、部署が変わりました。配属先が変わっていくのは、今まで何度も経験していて、その都度新しい仕事をしていたので、環境の変化には対応できていたはずだと思います。
しかし、ある特殊な案件が出て、その業務のことで、そのやり方はおかしいだろと下の人間に指導したら「じゃあ代わりにやってください」と丸投げされ、課長はダメ出ししかしない上に、「なんで下の人間に聞かないのか?」とそれができないからこうなるんだよって思うようなこと言われ、直属の上司の班長は何もフォローしてくれないということが重なり、ガタッとなった次第です。
症状としては、睡眠障害が出て、胸の動悸、手足の震え、職場に近づくと頭痛と足が異様に重くなるという状態でした。
特に睡眠障害と胸の動悸が酷くて、夜遅く寝ても1〜2時間後に目が覚めて、そこから寝られなくなるというのが2か月続きました。
最初の頃は、以前心電図で引っかかったことがあったので、そういうところからきてるのかと思って循環器系の病院に行きましたが、当然異常はありませんでした。
次に無呼吸症候群を持っていたので、それなら行ってる病院で聞いてみればと妻に言われて、聞いてみましたが、そこの病院は診察自体そうしないところなので、けんもほろろに終わって逆に釈然としない気持ちにすらなりました。
ただ、この時点で自分は精神的なものだろうと予感してましたので、そうなるよなと思いました。
その症状が続いていき、これはもうメンタル的なものだと確信したところで、課長のほうに精神科への受診を申し出ました。
幸い、ちょうど母が脳梗塞を発症して、血管性認知症を併発し、専門の精神科に入院してしていた関係で、そこに受診しようと思いました。
その経緯があったので、精神科へ行くこと自体抵抗ありませんでしたが、そういう形で自分が精神科に行くようになるとは想像してませんでした。
そう決まったところで、電話で予約しましたが、そこで初めて知ったのが、すぐ受診できないということでした。
最初は1か月半後みたいに言われ、それは勘弁してくれと思い、自分の母がそこで院長先生にお世話になっていて、そういう経緯でそちらの病院を選んだ旨を話したら、院長先生に伝えて調整しますとなり、そしたら1週間後に診てもらえるようになりました。
そして、妻に付き添ってもらって院長先生の受診してもらいましたが、そこで院長先生が妻に私の様子を尋ねて、妻はそこで、私が部署が変わってから今まで見せたことのない表情をしていたこと、泣いて辞めたいと言ったことに驚いたこと、妻の母が私が笑わなくなったということを話し、そこで私は自分が今まで気付いてなかったことを知りました。
そのあたりはさすが身近にいる家族だからわかるのだなと思いました。
そのあと、院長先生が私にどうしたいか聞いてきたので、今回の件で職場や妻に迷惑をかけてしまっていることを恥じていることや家にいても妻や子供のことが気になって気が休まらないからできれば入院したいということを言いました。
あとから聞いたのですが、それを聞いた妻は、驚いたそうです。
それに対し、院長先生は最初は自宅で療養してみて、それでもまだ辛いようなら入院でもいいと思うからと言われ、そこは自宅療養でとなりました。
診断の結果は、ストレス反応によるうつ病で1か月間の療養が必要な旨の診断書をもらいました。
そこから人生初の長期休養に入りました。