年末調整よもやまはなしその2

年末調整で、「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」という用紙を記載するとき、意外と忘れがちなのが所得金額調整額調整控除申告書の欄です。

給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書の下にある個所になります。

この所得金額調整額調整控除申告書が何なのか意外と知らないひともいて、実際給与担当者として点検していると該当しているのに書いていないひとや、逆に明らかに対象になっていないのに書いているひとがいたりします。

所得金額調整額調整控除とは何なのかというと、実はその箇所に小さく書いてもあるのですが、給与の所得が850万円以上のひとで、自分もしくは生計をともにしている配偶者(自分の給料等で養っている配偶者)、扶養している親族が特別障害者の場合、または扶養親族が23歳未満の場合に最大15万円の控除を受けることができます。

給与の所得であって、給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書に書かれている所得金額とは異なっている点に注意が必要です。
つい所得と書いているからといって、基礎控除申告書欄の所得金額を見て自分は違うなという勘違いを起こすことがありますので、単純に給与所得の収入金額で確認する必要があります。

あと、気をつけておきたいのが記載するときの給与の金額が850万以下でもギリギリの場合です。書いているときは850万円なくても、そのときはまだ12月の給与や賞与をもらっていないため、そのことを失念して書くのを忘れるというパターンを見かけます。

年末調整の書類は申告行為なので、書いていなくて結果損してしまう結果になってもそれは申告者自身の責任にしかなりませんので、こういう知識は自分自身で覚えておかないと損します。

ちなみに経理の担当者は、そこまで教えてくれるとは限りません。企業の規模によっては、処理する数が多くて、そこまで気が回らない可能性もありますし。
自分は担当している部署については、一応気を使って伝えるようにしていますが、それでも見落としているときもあります。

所得金額調整額調整控除申告書の欄は、要件を満たしていなければ書いてはいけないということにはなっていませんので、12月の給与や賞与もらったら850万円超えそうだと思う場合、予め書いておいたほうが再年調する手間をはぶけますので、書いておくことをオススメします。
経理担当者のもそのほうが助かりますし(^^:

年末調整は、私も今の業務に携わらなければまったくわかならい世界でしたが、今はいろんなことが見えてすごく勉強になっています。